2011年12月19日月曜日

『大停滞』(T.コーエン)……禿しく同感!

1時間もあれば読める本。言っていることはきわめてシンプル。時代は変わった、世界はもう高度成長は望めない、みんなビンボーにならざるを得ない、これを認めて、新しい現実に何とか適応して行こうと言うこと。おいらが前から考えていたことだが、年寄り特有の「ひが目」でおいらも歳をとったと思っていたけど、一流の経済学者も同じことを言っているので安心した。


こういう状況の中では、従来右派の勢力が改革を訴える急進派となり、左派のリベラル派が現状維持を主張する保守勢力となるということも、まさに同感。日本でも10年前から顕著に見えだした兆候。でも、イノベーションの停滞が不況の根本原因である以上、どちらも解決手段にはならないとコーエン教授は言う。これも同感。

各自、質実剛健をモットーに今後の50年(多分もっと長い期間になるかもしれない)を乗り切ろう。

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